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(7) UCS(均等色空間)とは

三刺激値XYZは色の基本的刺激量を表現していますが、企業での色管理には扱いにくい表示量なので、例えばこれを色相、明度、彩度の三属性に対応した表示方法に変換して使います。等しい大きさに知覚される色の差が、色の空間内の等しい距離に対応するように意図した空間をUCSといいますが、このUCS座標の距離で色差の大きさを表示します。
このように三刺激値の座標を色感覚に対応するような座標に変換して利用した方が色彩管理に便利です。変換する方法はJIS Z 8730(色の表示方法)に制定されていますが、そのなかで最も広く利用されているのがL*a*b*表色系の色度図です。従って、その明度を持つ無彩色の座標がa*=0、b*=0の原点近傍に投影されています。ここを中心に外側に広がるに従って、色は鮮やかさを増していきます(図9参照)。なお、このa*-b*平面に直交して明度を表わすL*軸があります。このように知覚される色と対応がとれる色の座標を用いて色彩管理に役立てられています。

[図9: L*a*b*表色系の色空間]
L*a*b*表色系の色空間
L*a*b*表色系の色空間