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(4) 色の認識過程

普通、物体に視線を向けるとその物体の表面に、あたかも色が着いているように見えます(図6の点線)。しかし、物体の色は暗闇では見えないし、物体が視界になければ色を見ることはできません。また、目を閉じても色を見ることはできません。色は照明する光源と物体と人の目とによって知覚される現象なので、次の定義の順序で色を理解することができます。

 1)目に入る分光組成の差によって、性質の差が認められる視知覚の様相。
 2)その視知覚を生じる原因は、目に入る光の性質によるので、光の一特性。
 3)その光は、照明されている物体の反射(透過)特性によるので、物体の一特性。

つまり、図6のように、色は、光源から出る光の特性、その光を反射又は透過する物体の特性によって決まるので、目に入る光と色覚との対応関係とがわかれば、色を数量的に表現することができます。これが測色の原理です。各種の照明光源の特性、反射又は透過する物体の特性の測定方法、色知覚としての光に対する目の感度特性(等色関数という)は、それぞれ国際規格(CIE/ISO)として標準化されています。

[図6:色の認識過程]
色の認識過程