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(3) マンセル表示

色は立体です

以上のように、色の表情は平面的ではなく、立体的に表わせることがわかりました。色の三属性とこの色の立体表示を提唱したのがアルバート・H・マンセルです。アメリカの画家であり、美術教育家であった彼は、三属性のそれぞれに色相(Hue)、明度(Value)、彩度(Chroma)という独特の用語を当て、その用語とともに色の概念を定着させました。色相、明度、彩度の三つの要素を軸にして、図2のように極座標表示で配置すると色の立体ができます。

[図2:マンセルの色彩球]
マンセルの色彩球

マンセル表示

[図3:色立体]
色立体

色は見て感じることによって認知される現象です。人の感覚に基づいて体系化した表現方法が三属性による表示方法です。人が感じる色の要素として、色相、明度、彩度を定義し、それぞれについて知覚的に等歩度に見えるように体系化したもので、JIS規格に制定されています。色の表示は、色相 明度/彩度の順に表記し、例えば鮮やかな赤は、5R 4/14と表示します。また、色相を持たない白や灰色、黒などは無彩色記号のNと明度で表示し、N5などと表記します。

[図4:色相環]
色相環
[図5:等色相断面/5Gと5R]
等色相断面